今回のコラムは下糸かけ!
垂直半回転釜、水平釜での違いはもちろん、下糸クイックの有無による違いもご説明します。
注意事項:下糸かけの前に
押え上げレバー、針と天びんを一番上に上げた状態で行ってください。
2025.02.21
ミシンの糸が絡まる・縫えない原因は「天びん」かも?簡単チェック&解決ガイド
みなさま、ミシンを使っている最中にうまくぬえない!絡まる!といった症状や、糸が重なって出てきて布が取り出せない!といった症状に悩まさ...
▲天びんってなに?を解消!天びん特集コラムはこちら
使用するボビンについて
下糸かけに関連して、まずはボビンについてご説明します。
家庭用ミシンでの使用の場合に推奨しているボビンはこちら!
高さが11.5mmの、家庭用プラスチックボビンです。
ちなみに、この後ご紹介する垂直半回転釜のミシンでは、高さが11.5mmであれば金属ボビンもご使用いただけます。
※水平釜ミシンの場合は、不具合の原因となりますので、金属ボビンのご使用はお控えくださいませ!
垂直半回転釜とは?

中釜およびボビンケースが金属製であるため、定期的な注油やお手入れが必要となりますが、そのぶん高い耐久性を誇ります。
垂直釜には2つの種類があります。
家庭用ミシンであれば垂直半回転釜、職業用ミシンであれば垂直全回転釜が主流となっています。
半回転釜は、その名の通り半分ほど回って戻って、行ったり来たりを繰り返して糸を引き出しています。
一方全回転釜は、一定方向に360度釜が回転するため、糸絡みが少なく高速でぬえます。
作業スピードも仕上がりも譲れない!という方におすすめ!
ボビンケースで下糸調子の調整もできます。
下糸として紐ゴムなども使用できるため、ゴムシャーリングなどの多彩なぬい方ができるのも垂直釜ならでは。
↑くしゅくしゅした感じがかわいいシャーリング!最近流行ってる気がします。
ボビンのセットに少し手間がかかりますが、より仕上がりにこだわりたい方や、糸絡みの除去に不安がある方の良い相棒となってくれるでしょう。
ちなみに、垂直半回転釜といえばこれ!と言っても過言ではないミシンはこちら。
ミシンのオズで圧倒的人気を誇る、シンガーのSN20A!
ご愛用いただいている方も多いのではないでしょうか。
この後の解説では異なる機種を使用していますが、糸かけの方法はSN20Aも同じです。
ぜひ正しい下糸かけをマスターして、お手元のミシンともさらに仲良くなっちゃいましょう!
垂直半回転釜の糸かけ方法
それでは、垂直半回転釜の下糸かけを見ていきましょう!
動画の手順を追って解説いたします。
使用機種はネッキのK417Aです。
- ボビンケースのツメに指をかけ、取り出します。
- ボビンに巻かれている糸が時計回りになるように持ち、ボビンケースにセットします。
- ボビンを押さえながら糸の端を持ち、切りミゾから糸調子バネの下を通して穴から糸を10㎝ほど引き出します。
- 糸を引いたとき、ボビンが時計回りに動くかを確認します。
- ツメを持ち、釜にセットしたら完了!
釜からでている糸は、カマ開閉カバー(ふた)の内側に入れたままでOK。
カバーに挟んでしまわないよう、ご注意ください。
この後は下糸を引き上げればぬう準備が完了!
引き上げの手順は次にご紹介するものと同じですので、ぜひ動画とあわせてご確認くださいね。
水平釜とは?

家庭用ミシンにおいて主流となっているのがこの水平釜。
また、下糸の残量もセットしたまま確認できるのが嬉しいですね。
水平釜では下糸調子の調節ができないため、上糸調子を調節することで糸調子をとります。
お手入れをするには、ネジを回して針板をとる工程、また場合によっては内釜を取り外す工程も必要となるため多少の手間はありますが、特に不便さを感じるほどでもありません。
内釜がプラスチックでできているため、ぬっているときの音も静かで注油も不要です。
※家庭用水平釜ミシンへの注油はお控えください。不具合の原因となる場合がございます。
垂直半回転釜に比べると非常に糸が絡みにくいため、糸絡みが不安な初心者さんにもおすすめ。
なによりボビンのセットがスピーディーに行えるので、準備の手間を少しでも省きたい!という方には心強い味方となってくれるでしょう。
水平釜(下糸クイック非搭載)の糸かけ方法
それでは、下糸クイック非搭載の水平釜を見ていきます!使用機種はシンガーのSN773K。
- つまみを右に引き、カマカバーを外します。
- ボビンに巻かれている糸が反時計回りになるようにセットします。
- 右手でボビンをおさえ、左手で糸の端を引きながらミゾにかけます。
- 糸を奥に出し、下糸を引き上げた後にカマカバーを閉じたら完了!
下糸の引き上げ方
こちらも下糸の引き上げが必要になります。
下糸の引き上げ方は以下の通り。
- 押え上げレバーを上げ、針に通した糸を持ちます。
- はずみ車を手前に回し、針を一度上下させます。
- 上糸を軽く引っ張ると、下糸が引き出されます。
- 上糸と下糸をそろえ、押えの下を通しておきます。
前述したとおり、垂直釜も同様の操作で下糸を引き上げられます。
水平釜(下糸クイック搭載)の糸かけ方法
最後は下糸クイックが搭載された水平釜です!
下糸クイックとは、ガイドに沿って糸をかけるだけで下糸を引き上げずともぬい始められる機能のこと。
5秒もあればぬい始められるので、やる気を逃すことなく作業に取り掛かれること間違いなし!
それでは、糸かけを見ていきましょう。使用機種はブラザーのNB1000です。
※メーカーによって部品の名称が異なりますが、針板ふたとカマカバーは同じ部品を指します。
- つまみを右に引き、針板ふたを外します。
- ボビンに巻かれている糸が反時計回りになるようにセットします。
- 右手でボビンをおさえ、左手で糸の端をピンと張りながらツメにかけます。
- 軽く引っ張りながら糸をミゾに沿って通し、カットします。
- 針板ふたを閉じたら完了!
こちらは下糸を引き上げることなくぬい始められます。下糸クイックの名の通り、早い!
まとめ
さて、今回は家庭用ミシンにおける3種類の下糸かけをご紹介しました!
かんたんな特徴のまとめはこちら。
水平釜(下糸クイック非搭載):糸かけ後に下糸を引き出す必要がある
水平釜(下糸クイック搭載):下糸を引き出すことなくぬい進められる
この記事がみなさまのお役に立ちますように。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました~!
▼今回登場したミシンはこちら!








コメント