この記事は使う前に見てほしい……!!
糸通しフックは繊細な部品なので、たった一度誤った使い方をするだけで壊れてしまう場合もあるんです。
また、消耗品に分類されるため、使い方の誤りが原因で糸が通せなくなった場合、保証*の対象外となることも……。
*保証内容は各ショップ・メーカーにより異なります。
「自動糸通しが使えない!」「何回やっても全然通らない!」「フックがない!」といったお悩みは、日ごろから数多く寄せられるお問い合わせのひとつ。
そんなお悩みを、初心者さんにもわかりやすく解説いたします!
また、メーカーごとの自動糸通しについても種類別にご紹介。
自動糸通しに関する知識を網羅した、まさに自動糸通し完全マニュアルとなっております!
ミシンをお持ちの方はもちろん、注文したミシンが届くのを心待ちにしている方も!
自動糸通しを使いこなして、ミシンともっと仲良くなりましょう♪
さて、目次は以下の通り。
注意事項:針・糸について
※9番の針では自動糸通しを使用できません(一部使用可能なミシンもございます。詳しくは取扱説明書をご確認ください)。
※30番の糸では自動糸通しを使用できません。
自動糸通しの使い方
まずは基本的な自動糸通しの使い方!
使用機種はNECCHI(ネッキ)のNC-100Dです。
使い方説明の前に、各部品の名前を軽く解説しておきますね。
機種やメーカーによって名称が異なりますので、ミシンをお持ちの方はぜひお手元の説明書もご確認ください◎

さて、糸通しで覚えるべき部分は3つだけ!
最初に糸をかけるガイドと、フックに糸をかけるための案内ミゾ、そして糸を針穴に引き込むためのフック。
こちらの名前をもとに解説を進めていきますので、ぜひ覚えていってください!
それでは、自動糸通しの手順を追って確認していきましょう。
1.押えを下げます。
2.針上下ボタン、もしくははずみ車を使用して針を上にあげます。
3.糸通しレバーを軽く下げ、糸を糸通しのガイドにかけて、右に引いていきます。
4.糸通しレバーをいっぱいに下げます。糸通しが回転し、フックが針穴に通ります。
5.糸を下の案内ミゾに沿わせるように中に入れ、フックの下にかけます。
6.糸はしを軽くもったままレバーを放します。糸が輪になって針穴に通ります。
7.輪になった糸を後ろに指でつまみ、針穴から引き出します。
こちらは3ステップ糸通し!
記事の後半にて異なるタイプの糸通しの使い方も解説していますので、お手持ちのミシンの糸通しと違う!という場合は「自動糸通しの種類」もチェックしてみてくださいね。
自動糸通しができない!
自動糸通しが使えない!というみなさま、集合~!
ここからは、よくあるケースとともに「なぜできないのか?」の原因と、その解決策をひとつずつ解説していきます!
レバーを右側に押してしまっている
いちばん多くみられるケースがこちら!
動画はある程度極端にしていますが、レバーを下げる際右側に力が入ってしまっています。
右に押すことで糸通しフックが針穴からずれてしまい、結果糸が通らなくなってしまうんですね。
使いようによっては、フックが曲がったり、最悪折れてしまうことも!
正しいレバーの下げ方としては、「真下にまっすぐおろすこと」なんですが、これが意外と難しい……!
右に押してしまうのも無意識であることが多いので、3ステップ糸通しを使用する場合は「レバーを気持ち左に引っ張るイメージ」でお試しください!
他にも、二本指でレバーをつまんであげるのもおすすめ。
こちらは修理課の方から伺ったコツです。安定してレバーをおろせて良い感じ!
針が一番上に上がっていない
お次はこちら!
針が一番上に上がっていないケースです。
レバーをおろしても、針にあたってしまってフックが通らない……。
この場合は、針上下ボタンもしくははずみ車で針を一番上にあげる!
これだけで解決しちゃいます。
何かと忘れがちな針位置ですが、実はこれ上糸かけの時もめちゃめちゃ大事なんです……!
ここでつまづいちゃった!という方は、合わせてこちらの記事にも目を通してみてくださいね。
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針の差し込みが不十分
案外盲点なのがこちら!
ちゃんと針位置を意識したのに、糸通しフックが通らない……。
それ、ミシンの不具合じゃなくて針の取り付け方なんです!
意識すべきポイントは、針の平らな面をミシンの奥側に向けて、一番上までしっかり差し込むこと!
ちなみに、針を中途半端な位置で止めてしまっていると、目飛びなどの不具合の原因になります。
細かいところもひとつひとつ確認することが、ミシンと仲良くなる近道!
快適にミシンを使うためにも、今一度確認してみてください♪
フックがない!
中には「そもそもフックがない!」というお問い合わせも!
確かに、糸通しフックってかなり小さい部品なので、目視で確認しようとしても難しい部分なんです。
写真を撮るのにも一苦労するほど。
糸通しフックについては、こちらのインスタグラムでわかりやすく撮影されているので、ぜひご覧くださいませ~!
この投稿をInstagramで見る
さて、「フックがない!」という場合は、すでに糸通しフックが曲がってしまっていたり、折れてしまっているケースが多いんです……!
実際にフックが曲がった状態での糸通しを試してみましたので、同じ症状かも?という方は要チェックですよ~!
フックが曲がっている
糸通しレバーは一番下まで下げられるし、糸がフックに引っかかる感覚もあるのに通らない……!!
ちなみに今回は意図的に不具合を再現しました。(修理課のOさん、ご協力ありがとうございました!)
「レバーを右側に押してしまっている」でご説明したように、フックを右に押してしまうと、糸通しフックが針穴からずれてしまうことがあります。
やり方を見直せば通ることもありますが、中には一度で完全にフックが曲がってしまい、糸が通らなくなるケースも!
こちらのお写真でおわかりいただけますでしょうか。
本来は針穴に通るはずのフックが、針穴の右側に出てしまっています。
こりゃ糸通しができないはずだ~!!
糸通しを使えるようにするためには、プロに修理してもらうか、部品の取り換えをするかの案内になります。
が、ここでは特別にフックの修正方法をご紹介いたします!
必ず修正できることを保証するものではないため、「修理や交換の前に試すだけ試しておくか……」という程度に見てみてくださいね。
ミシンの電源は必ずOFFに、くれぐれもケガにはご注意くださいませ!
フックの修正
方法としては単純!
先の細いマイナスドライバーなどで、フックを曲がった方向と逆に押してあげるだけです。
最初に11番の針を取り付けていたので、途中で14番の針に取り替えました。
多くのミシンで最初から取り付けられている針は14番になります。
自動糸通しって些細な存在にも思えますが、糸かけのストレスを解消してくれる大きな存在なんです!
これだけで修理に出すのもなあ……と渋っていた方、もしいらっしゃればご自身で調整してみるのも選択肢としてはアリかもしれません。
紹介しておいてなんですが、あくまでも自己責任で行ってくださいね⚠
自動糸通しの使い方(コツ)
さて、それでは糸通しが使えない原因も分かったところで、改めて上手な糸通しの使い方を見ていきましょう!
こちらでご紹介するのは私流のコツとなりますので、みなさまもいろいろ試したうえで自分なりのやり方を習得してみてくださいね。
動画序盤で実践していますが、フックへの糸かけって、ただ糸を添わせるだけじゃうまくいかないことも。
そこで私が試しているのが、フックに糸をかける際に、手前から奥に向けて円を描くように糸を動かすこと!
そうしたら、フックにしっかりかかっているか、軽く手前に糸を引いて確かめます。
そのあとは、ゆっくりレバーを戻しつつ、糸はしをゆるく持ち針穴に近づけます。
糸はしを持った指を針穴に近づけることで、糸を引き出す時のサポートをするイメージ。
こうすると高確率で通した糸の輪が大きくなるので、引き出しやすくてストレスフリ~~!
ちなみにInstagram担当の先輩は、フックに糸をかける際「右上の奥にギュッと押し込む」とのこと!
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再度のご紹介となりますが、こちらもぜひ参考にされてください◎
メーカー別自動糸通しの種類
ここからは自動糸通しの種類をご紹介!
ミシンのオズで取り扱っているミシンに搭載されている自動糸通しは、メーカーごとに主に3種類に分類できます。
一覧はこちら。
・レバー固定式糸通し/JANOME
・ワンタッチ糸通し/brother
※ミシンの機種により糸通しの形が異なる場合がございます。
それでは、それぞれ簡単に解説していきます!
スリーステップ糸通し/SINGER・JUKI・NECCHI
一番メジャーな糸通しの形がこちら。使用ミシンはNECCHのNC-100Dです。
シンガーやジューキ、ネッキのミシンによく搭載されています。
1.レバーを下げて、
2.フックに糸をかけて、
3.レバーを戻す。
これで3ステップです。
シンプルながらも理にかなった仕組み!
今回は主にこちらの自動糸通しを使用して解説してきました。
レバー固定式糸通し/JANOME
ジャノメさんのミシンに多いのがこれ!使用機種はJN831です。
レバーをおろすと、針穴にフックが通った状態でカチッと固定してくれます。
レバーを常に持っておく必要がないので、両手で糸を操作できるのがポイント。

また、レバーと糸通しフックの軸が分かれているので、レバーを右に押してしまってもフックに影響しにくいのもうれしいポイントでした!
ワンタッチ糸通し/brother
こちらはブラザーさんのミシンに多いワンタッチ糸通し!使用機種はNB1000です。
名前の通り、糸をかけたら一度レバーをおろすだけで確実に糸が通ります。
これぞ自動糸通し、失敗知らずの代物です!
初めて使ったときはあまりの快適さに感動しました……!!
ちなみに、同じブラザーさんでも価格帯によって自動糸通しが進化します。
こちらはOLIVIA500。
価格の目安としては、先ほどの糸通しを搭載しているNB1000の2倍以上というところ。
※2025年5月30日執筆時点。価格は変動する場合がございます。

糸を最後までかけたら、ミシン横のレバーをがしょん!と下げるだけ。
糸通しを右に押してしまう恐れもなく、通った糸は大きな輪になって引き出しやすいんです。
使い方の誤りで壊れることがないので、初心者さんでも安心な設計です!
まとめ
最後に、糸通しの失敗の原因と解決方法を簡潔に振り返ってみましょう!
■レバーを右側に押してしまっている
→気持ち左に引っ張るイメージで、真下にまっすぐおろす
■針が一番上に上がっていない
→針上下ボタン、もしくははずみ車で針を一番上にあげる
■針の取り付けが不十分
→針を一番上までしっかり差し込んで取り付ける
■フックがない/フックが曲がっている
→修理もしくは糸通しの部品を注文・交換する
自身での修正が可能な場合も◎
ここまでご覧いただいたあなたは、もはや糸通しマスター!
もし周りに今からミシン始めるよ~!という方がいらっしゃいましたら、ぜひここで学んだことをお伝えしてみてくださいね♪
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました~!
使用ミシンのご紹介
NECCHI NC-100D
SINGER SN773K
JANOME JN831









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