ミシンの種類解説シリーズ、第2弾!
今回は職業用ミシンについて解説していきます。
「職業用」と名前につくだけあって「きっとすごいミシンなんだろうな~」とは思うものの、実際はどこが良いのかわからない……。
そんな疑問もこの記事ですっきり解消!
家庭用ミシンと職業用ミシンの違いはもちろん、職業用ミシンの選び方まで徹底解説していきます♪
ちなみに、第1弾は家庭用ミシンの種類!
我ながら質の良い記事だな……と思える仕上がりなので、まだ見てないよ~!という方はぜひ読んでいただけると嬉しいです♪
職業用ミシンとは
職業用ミシンは、簡単に言うと直線専用のミシン!
垂直全回転釜搭載でぬい目がきれいなのはもちろん、パワーがあるため貫通力が高く、厚みのあるデニムや本革だってお手のものなんです。
【ちょこっとコラム:垂直全回転釜】
垂直全回転釜とは、一定方向に360度回転する釜のこと。
糸絡みが少なく、高速でぬえるのが特徴です。
▲こちらが垂直全回転釜!360度ぐるぐると回り続けます。
▲こちらが垂直半回転釜。180度の回転を繰り返しています。
多くの家庭用ミシンに搭載されている水平釜は、上糸の調節だけで糸調子を整えます。
一方、垂直釜は上下の糸をそれぞれ調整できるため、糸締まりが良く、ぬい目をよりきれいに仕上げることができます。
釜・ボビンケースともに金属製であることから、定期的なお手入れが必要となりますが、そのぶん高い耐久性を誇ります。
上糸だけでなく下糸の糸調子も調節できるため、糸調子をビシッと合わせて美しいぬい目に仕上げるのはもちろん、ゴム糸などの使用も可能!
ゴムシャーリングなど、多彩なぬい方を楽しめます。
▼釜による違いは、こちらの記事にて解説しております!
2025.04.11
【下糸かけ】これで完璧!垂直釜・水平釜の正しいセット方法を徹底解説
今回のコラムは下糸かけ! 垂直半回転釜、水平釜での違いはもちろん、下糸クイックの有無による違いもご説明します。 ...
そして最高速度は1分間に1300~1600針とかなり早い仕様!
一般的な家庭用ミシンの最高速度が約650~900針程度なので、約2倍のスピードでぬえちゃいます。
※画面揺れにご注意ください。
ぬい目の長さを2mmとした場合、最高速だと職業用ミシンは1mを約20秒でぬい終わるスピード感!
同条件だと、一般的な家庭用ミシンは1mの距離をぬうのに約40秒かかります。
ちなみに上記の動画は生地が111cm、ぬい目の長さが2mm。
それぞれどのくらいの時間でぬい終えたのか、結果はぜひ動画でご覧くださいね♪
そのほか、重さがある(10kg以上!)ため高速でぬってもガタつかず安定するところ、広いぬいスペースで大きい作品も取り回しがしやすいところも職業用ミシンの魅力です!
機種によってはひざ上げレバーで押えの上げ下げを操作できるほか、フットコントローラーで糸切りや針上下も操作できるので、完全に足元のみの操作でミシンを自由自在に扱えちゃいます。
難しそう……と身構えてしまうかもしれませんが、実際どれもかんたんなのですぐに慣れること間違いなし!
生地から手を離すことなくぬい続けられるので、むしろ初心者さんこそ安心して使えるミシンかもしれませんね。
職業用ミシンと家庭用ミシンの違い
家庭用ミシンの場合、直線はもちろん、端処理用の模様やボタンホールなどができるものがほとんどのため、一台で幅広い作品作りが楽しめます。
いうなればオールラウンダー!
一方で、職業用ミシンは模様ぬい機能を省いている分、直線ぬいの性能が圧倒的に高いのがポイント。
縫製スピードも速く、厚い生地をしっかり貫くパワーがあるので、
「たくさんの作品を効率よく仕上げたい」
「デニムや革、帯などの硬い生地を扱いたい」
という方にぴったりです!
大きな作品制作でもスピーディーに仕上がるので、ストレスなくぬい進められます♪
ちなみに、職業用ミシンの糸通しはこんな感じ。
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難しいイメージを持つ方が多いと思いますが、何度か繰り返せば案外すぐに覚えられますよ~!
職業用ミシン選びのポイント
家庭用ミシンは「電動・電子・コンピュータ」などの分類がありますが、職業用ミシンには大きな区分はありません。
細かな差ではありますが、針の種類や便利な機能で選び方が変わってくるので、この機会に覚えていってくださいね♪
針の種類:家庭用針と工業用(職業用)針の違い
家庭用針採用
家庭用ミシンとの併用に便利!家庭用針採用の職業用ミシン。

家庭用針(画像右)は、平らな面があるため、針の向きを間違えにくく初心者でも扱いやすいのがポイント。
さらに、針穴糸通しが使えるので、針穴糸通し器搭載のミシンを選ぶことでぬう準備もサクッと終わらせられちゃいます!
工業用針採用
厚い生地にも負けない強さを誇る、工業用針採用の職業用ミシン!

工業用針(画像左)は、軸が丸いのが特徴!
家庭用の針とは異なり、取り付けの際、針の向きに注意する必要があります。
といっても、針先の少し上にみられるくぼみを右側に向けて取り付けるだけなので、一度覚えれば大丈夫!
家庭用針に比べてしっかり硬さがあるため、折れづらい上に厚いものもガンガンぬえるのがポイントです。
また、家庭用に比べて針の種類が豊富なので、レザーやニットに適した針はもちろん、厚物の段差でも目飛びしにくいように加工された針なんかもあるんです!
扱う生地によって針も変えてあげることで、ぬいやすさはもちろん、作品のクオリティもぐんとアップするはず♪

ちなみに、家庭用針・職業用針ともに糸は20番までお使いいただけるので、作品のステッチにしても素敵に仕上がります!
(ちなみに上記の試しぬい写真、20番手の糸調子がかなり怪しいです……。上糸と下糸、どっちが強いかわかりますか??
答えは記事の最後でご確認ください♪)
自動糸切り機能
こちらは作業効率をぐんと高めてくれる便利機能!

▲自動でこんなに短くカットしてくれるんです!(画像は上糸を生地裏に引き出した状態)
ボタン、もしくはフットコントローラー操作で糸をカットしてくれるので、糸切ばさみを使う手間がなくなります。
作品作りのスピードもアップしつつ、糸の無駄も減らせるうれしい機能です♪
サブテンション

サブテンションとは、上糸のテンションを安定させるためのアタッチメントです。
ニットをぬうときに使用するレジロン糸など、撚り(より)の強い糸を使う場合に大活躍!
糸の撚りについては、こちらの投稿で丁寧に説明されています💡
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サブテンションに糸を通すことで、糸のねじれや縮みを防ぐことができます。
糸の流れを安定させ、きれいなぬい目をキープするというしくみ。

ちなみに、通常の糸では真ん中を除いたふたつの穴に通すのですが、撚りの強い糸を使用する際はすべての穴に糸を通して使用します。
一部機種を除き、サブテンションは後付けの有料オプションとしてご案内しておりますので、職業用ミシンを検討される際はしっかりチェックしておきましょう!
※オプションでサブテンションを取り付けした場合、アフターサービスはミシンのオズ経由でのみ承ります。
スピードコントロールつまみ
スピードコントロールつまみは、ミシンの最高速度を調節できる機能!

職業用ミシンは、冒頭で解説した通り最高速度が1分間に1300~1600針と非常にスピーディー。
そのため、フットコントローラー操作に慣れないうちはスピードが出すぎてぬいにくく感じてしまうこともあります。
そんなときに便利なのがこの機能!
本機能が搭載されているTL-30SXでは、踏み込んだ際の最高速度を毎分200針~1500針の範囲で調整できます。
あらかじめ最高速度を制限することで、スピードの出すぎを防ぎ、自分のペースで安心してぬうことができるんです!
フットコントローラーでの速度調整もより細やかに行えるので、カーブや細かい部分の縫製が多い方におすすめの機能です。
おすすめ職業用ミシンのご紹介
JUKI TL-30SX
工業用ミシンを手掛ける高品質でおなじみ、ジューキのTL-30SX!
先ほどご紹介した機能がすべて搭載された、工業用針採用のとにかく使いやすいミシンです。
ミシンのオズ限定モデルのこちらですが、お問い合わせいただくことで通常価格の200,200円から大幅値下げが可能!
購入を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください♪
※お問い合わせはこちらから!本記事へのコメントではお答えいたしかねます。
brother ヌーベル800
薄地がとってもキレイにぬえる、ブラザーのヌーベル800!
送り歯高さ調節機能が搭載されており、押え圧調節と合わせて使うことでよりきれいなぬい合わせができます。
針は家庭用ミシンと同じタイプのため、取り付けを間違えづらいのが初心者さんでも安心のポイント!
ちなみに、ヌーベル1000になると自動糸通し機能や自動糸切りなどの便利機能ががついてきます。
SL-700EX

工業用ミシンの技術を取り入れた職業用ミシンの最高峰、ジューキのSL-700EX!
太糸テンションや厚物用針板など、20番手の糸で厚物をぬうときもきれいにぬえる工夫がたくさん!
薄地から厚地、そしてレザークラフトまで、ハイクオリティーに仕上げる機能をたっぷり搭載しています。
こちらは店舗限定のモデルになりますので、お買い求めの際は直接お問い合わせくださいませ!
※お問い合わせはこちらから!本記事へのコメントではお答えいたしかねます。
baby lock エクシムプロ 極

レザークラフトもお手のもの!厚物や革に特化した、ベビーロックのエクシムプロ 極(EP9400LS)。
太い8番手のミシン糸(スパン系)まで使える職業用ミシンで、レザーのステッチも美しく仕上げます。
糸がしっかり目立つレザークラフトをミシンで叶えたい!という方にとってもおすすめ♪
こちらも店舗限定のモデルになりますので、お買い求めの際は直接お問い合わせくださいませ!
※お問い合わせはこちらから!本記事へのコメントではお答えいたしかねます。
【予算でお悩みの方に!】まるで職業用!?NECCHI C35のご紹介

まるで職業用のハイパワーが魅力!家庭用電動ミシン、ネッキのC35。
重なったデニムや帆布はもちろん、なんとレザーまでぬえるんです!
C35なら、職業用ミシンには搭載されていない模様ぬいもこの通り!
ジグザグぬいで革はぎれをつなぎ合わせて、すてきなポーチだって作れちゃう♪
アイデア次第でレザークラフトの幅も無限に広がること間違いなしと言えるでしょう。
お値段ですが、この実力で、定価なんと39,800円。
職業用並みの実力でありながらも、実際の職業用ミシンの半額以下でお求めいただけます✨
職業用ミシンがほしいけど、予算が悩みどころ……。
そんな方にも自信をもっておすすめできる、ミシンのオズ限定のミシンです♪
おわりに
ミシンの種類特集、第2弾!今回は職業用ミシン特集をお送りしました。
なかなか手を出しづらい印象のある職業用ミシンですが、直線ぬい専用ならではのぬい目の美しさや作業効率の良さがとても魅力的!
針板や針などを生地によって使い分けることで、ソーイングの幅ももっと広がります。
使いこなせば使いこなすほど、その魅力が伝わるはず!
職業用ミシンが気になった方は、ぜひこの記事でおぼえたことを参考に、いろいろな職業用ミシンを比較してみてくださいね♪
(20番手の糸調子、答えは上糸が強いでした!)












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