「糸調子」と聞くとちょっと身構えてしまう方、多いのではないでしょうか。
そもそも何が正しいぬい目がわからない、その見方もさっぱりわからない……。
そんな方も大丈夫!!
家庭用ミシンの糸調子の合わせ方について、基本のきからじっくりご説明いたします✨

▲少~しずつ調整しながら試しぬいをしていました。みなさま、お好みのぬい目はありますか??
といっても、糸調子自体は理解してしまえば仕組みはかんたんなもの。
あまり身構えず、さら~っと読んでくださいね。
ちなみに今回使用するのは、自動糸調子なども搭載されていない、ごくシンプルな家庭用水平釜ミシン!
ミシンのオズでも安定した人気を誇る、シンガーのSN773Kです。
家庭用ミシンであればどれにでも適用できる内容となりますので、違う機種をお持ちの方もご安心くださいませ♪
※垂直半回転釜ミシンの場合、必ず下糸調子を合わせたうえで上糸の調節を行ってください。
⏬「垂直半回転釜って?」「下糸調子はどう合わせるの?」という方は、ぜひこちらの記事をご確認くださいませ!⏬
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大前提:家庭用ミシンの糸調子は「標準」でほぼきれいにぬえる
さて、そうはいっても難しいんでしょ?と身構えているみなさまに朗報!
実は、ほとんどの家庭用ミシンは、細かな調整をしなくてもきれいにぬえるよう調整されているんです!
※一般的に、普通地に60番手の糸を使用した場合。
つまり、とりあえずぬえていればOK!という方は、既にこの記事を読み終えたも同然。
ご安心くださいませ(^_-)-☆
表記はミシンの機種によって変わりますが、基本的には「標準」やその他説明書に記載の数字に合わせればOK。
一般的な布・糸を使用した際に、糸調子があった状態でぬうことができます。
今回使用するSN773Kの糸調子は「4」が標準なので、こちらをベースに解説していきます。
標準の数字が黒背景になっていてわかりやすい!
前提として、
数字が大きいほど上糸調子が強く、
数字が小さいほど上糸調子が弱くなります。
こちらを頭に入れていただいたうえで、続きをどうぞ!
ミシンの糸調子が合っているときの正しいぬい目
まずは糸調子がきれいにあっている状態のぬい目をご紹介!
上糸=赤、下糸=青
の状態でお届けしていきます。
※通常、糸は上下同じ種類でのご使用をおすすめしております。
生地は普通地に加え、糸調子がより見やすい厚みのある合皮をご用意しました。
実際のぬい見本はこんな感じ。
上が合皮で下が普通地、どちらも二枚重ねでぬっています。
糸調子が合っている状態の基準は、上糸と下糸が布の中間で交差し、かつ、布や糸がつれたりたるんだりしていない状態です。
具体的な見方としては、生地の表に下糸、裏に上糸が出ていないか、見え方は同じかをチェックする、というのがおすすめ。
これを踏まえて先ほどの写真を眺めてみると、合皮はたしかにきれいだけど、普通地は糸が出てしまってるように見える……と思う方もいらっしゃるかもしれません。
生地の厚みで見え方が変わる理由
ここで、糸がどう絡んでいるかをご紹介!
図にあるように、上糸と下糸が布の中間で交差することでぬい目が作られます。
つまり、普通地は薄いので、交差したぬい目が見えやすい!ということ。
合皮のように厚みのある生地であれば、布の内側に交差した部分が隠れるんです。
ちなみに先ほどの合皮のぬいしろをグ~っと引っ張ってみると、ちょうど上糸と下糸が布の真ん中で交差しているのが見えます。
いたって単純な話ではありますが、この後の糸調子の合わせ方は普通地で進めていきますので、ぜひ念頭に置いていただけたらと思います!
ちなみに、それぞれ上糸調子はこちらの数字に落ち着きました。
合皮は6と7の間、普通地は5に近いところ。
冒頭でご説明した通り、この機種だと4でもきれいにぬえるのですが、「糸調子が合っている状態」のサンプルを出すために細かいところまで微調整を重ねております。
正しい糸調子の見本がわかったところで、ここからは糸調子の合わせ方を解説していきます!
ミシンの糸調子が合わないときの見分け方
「糸調子が合っていない状態」は、大きく2通りあります。
……が、まずは糸調子がおかしい、ぬい目がおかしい時の対処法をご紹介!
ミシンの糸調子ダイヤルを変えても直らないとき
……といった場合は、実は糸かけが一部抜けてしまっていることがほとんどなんです。
上糸かけと下糸かけ、どちらもしっかり見直していきましょう!
生地の表側が一本の糸になっているのは、主にボビンが正しくセットされていないときにみられるぬい目です。
ボビンの正しいセット方法はこちらの記事をご確認くださいませ!
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生地の裏側で下糸が一本になっている、上糸がぐちゃぐちゃとループ状になっている場合は、
・糸かけの前に押えを上げる
・糸を両手で持ち、ピンと張った状態でかける
の2点をお試しくださいませ!

▲詳しい解説は図の通り!糸調子を取るためのお皿にきちんと上糸を挟むのがポイントです✨
※糸調子皿はミシンの内部にございます。
また、2~3針ぬった時点で生地の裏に上糸が大量に絡み、ミシンが動かなくなってしまう場合には、こちらの記事をご確認くださいませ!
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上糸が強いときのぬい目
さて、ここからぬい目の見方を解説していきます。
まずは上糸がつる(=下糸が生地の表に出る)場合!
上糸がつる、ということは、上糸調子が強いということになります。
上糸が下糸を表側に引っ張ってしまうから、下糸が出てきてしまう!というイメージ。
上糸が弱いときのぬい目
下糸がつる場合は、その逆!
そう、下糸が上糸を裏側に引っ張ってしまうんです。
つまり、上糸が生地の裏に出る、上糸が弱い状態になります!
糸調子の合わせ方
さて、ここで糸調子の合わせ方を解説していきます!
こちらは60番手の糸でシーチング(薄い生地)2枚重ねをぬったものです。
つまり、あくまでも極端な例ではあるのですが、
裏のぬい目が一本の線になっている場合:上糸が弱いので、ダイヤルの数字を大きくする。
これを基準としてダイヤルを回せばOK!
ダイヤルでぬい目が変わらない場合は、糸かけを見直してくださいね。
合皮で実際に糸調子を調整してみる
それでは、実際にどう判断して合わせていくのかを解説していきます!
糸調子の違いが見やすいよう、ここでは合皮の二枚重ねをご用意しました。
最初は標準の糸調子、SN773Kの場合は「4」から始めていきます!
「4」の時点で表はきれいにぬえていますが、裏をじっくり見てみると少しだけ上糸が見える状況です。
※このぬい目は「正常なぬい目」に分類されます。通常、上下の糸は同じものをご使用ください。
こちらはあくまでも「きれいなぬい目」に合わせる、といった趣旨でのご紹介になります。
裏面に上糸が見える、ということは上糸調子が弱いことになるので、ここからは少しずつ数字を大きくしていきます!
5.5・6.0:少し赤い糸が埋もれてきました!あと少し調節したらゴールの合図。
6.5:きれいに隠れました!表には上糸、裏には下糸しか見えない状態です。
これで糸調子の調節は完了!
ここまでご案内しましたが、実際上糸下糸ともに同じ色でぬってしまえばどのぬい目もきれいに見えます。

▲実際に生地に合わせた色の糸を用意し、上下同じ糸でぬってみました!
矢印をつけたあたりだとたしかに上糸が見えますが、肉眼だとじっくり目を凝らしてわかる程度。
4.5の時点でほぼほぼ目立ちません💡
まとめ|糸調子は「ぬい目を見る」が基本
さて、今回は糸調子の見方、合わせ方をご紹介してきました!
かんたんなまとめは下記の通り。
・生地の表に下糸が出ていたら上糸調子を弱く(=数字を小さく)、
生地の裏に上糸が出ていたら上糸調子を強く(=数字を大きく)する
・ダイヤルを変えても糸調子が変わらない場合は、糸かけを見直す
*一般的に、普通地に60番手の糸を使用した場合。
最初は糸調子の見方も分からない状態でしたが、ひたすらいろんなぬい目を見て調節して・・・と繰り返すと、自然につかめるようになります!
ぬい目にこだわりたい方は、ぜひいろんな生地で糸調子を合わせてみてくださいね♪
使用ミシンのご紹介



















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