厚物縫いができるミシンの選び方とは?
極薄から極厚まで縫える、買ってよかったと思えるおすすめ商品も紹介します



2024年発売の「NECCHI・クリエーターシリーズC35」をご存じでしょうか?家庭用ミシンでありながら、職業用ミシンを連想させる本格的な仕上がりを実現する商品です。厚物縫いに分類される「デニムの段差縫い」や「ジーンズの裾上げ」、「バッグの取っ手付け」を始めとする極厚の布から極薄の布まで幅広い布を綺麗に縫うことが出来ます。

しかし、家庭用ミシンと職業用ミシンの違いや自分にあったミシンの選び方、人気ランキングやアクセスされている商品を検索しても結果的に何を買えばいいのかわからない…と悩んでいる人も多いでしょう。

そこで今回は、厚物縫いが出来るミシンの選び方や、極薄から極厚まで縫える、買ってよかったと思えるおすすめ商品について、徹底解説します。これから本当に縫えるミシンを購入しようと検討している方は、ぜひ参考の1つにしてみてください。



家庭用ミシンで縫える厚さとは?



帆布は1号から11号まで種類がありますが、家庭用ミシンで縫える厚さは厚い順に8号から11号までとされています。万が一、8号より厚い布や数枚重ねた布を縫うことが出来たとしても、ミシンが劣化する原因になったり最悪のケース、故障となってしまう可能性があります。家庭用ミシンで縫える限界の厚さの目安としては、「ミシンの押え上げレバーを上げた時の高さ」と覚えておきましょう。一般的に厚さでいうと0.5cm程度のものが多いでしょう。

また、厚物縫いをする場合には、家庭用ミシンのスペックや針、糸の太さなども重要となります。糸であれば30番手から60番手、針は14号から16号を選ぶのがおすすめです。しかし、家庭用ミシンによっては対応していない太さもあるため、事前にご自宅のミシンのスペックを確認してから適したものを用意するようにしてください。

家庭用ミシンで厚さのある帆布やデニムなどを縫う場合には、少しでも扱いやすいようにアイロンを掛けることをお勧めします。生地が厚い帆布やデニムは、二つ折りや三つ折りにして留めておくのが難しく、縫いにくいとされているためです。他にも革やビニール。ファーやボアなど様々な素材を縫いたい場合には、家庭用ミシンでは限界を感じてしまう可能性があります。


職業用ミシンとは?



職業用ミシンは、耐久性を重視しており、丈夫だとされている金属ボディを採用しています。縫いあがりの綺麗さが特徴的で、ジグザグ縫いやボタンホールなどが出来る多機能な家庭用ミシンとは異なり、直線縫いを専用としているミシンが多い傾向にあります。ミシン初心者の方には、ミシンの使い方に慣れるためにも家庭用ミシンを選ぶことをおすすめします。家庭用ミシンの使用歴が長い方や縫いあがりや貫通力に物足りなさを感じている方は、職業用ミシンにチャレンジして見てもいいのではないでしょうか。

ちなみに、家庭用ミシンと職業用ミシンの違いとして、他にも縫うスピードが挙げられます。家庭用ミシンの縫うスピードは500~900針/分田とされている一方で、職業用ミシンは高速回転仕様のため縫うスピードは最高1500針/分とされています。高速で縫うことで、糸の締まりが良く、一針が綺麗に縫いあがります。また、職業用ミシンの場合、フットコントローラー専用となっているのも特徴の一つです。


厚物縫いで重視したい3つのチェックポイントとは?



ここでは厚物縫いが出来るミシンを探すために知っておきたい重視項目3つを詳しくご紹介します。チェックポイントとして押さえておけば、購入した後に後悔することを防げるので、ぜひ参考の1つにしてみてください。

①モーターの種類

一般的に家庭用ミシンには、2種類のモーターがあります。
1つ目がACモーターです。
ACモーターはモーターに送る電圧でスピード調節をするため、低速でのパワーが弱くなりがちなのが特徴で、消費電力が一定ではないんです。
2つ目がDCモーターです。
DCモーターは、低速でもモーターが持っている100%のパワーを発揮するモーターのため、ゆっくりでも安全に縫うことが可能で、さらに消費電力は一定のため省エネなんです。


②針の太さ

先でも紹介したように、厚物縫いをする上で針の太さは重要です。糸の場合には30番手から60番手が適正といえるでしょう。針は14号から16号が適しており、厚地トされているデニムやコーデュロイなども縫うことが出来ます。冬に使用したい服や身につける小物関連を作りたい場合には強度が求められるため、ある程度厚い布を用意し、それに合った太い糸と針を準備し、丁寧に縫っていくことが基本となります。

③押えを水平にできるか

厚物縫いをしたい場合には、しっかりと生地を押える力のあるミシンや押え調節が出来るミシンなのかどうかが重要となります。生地が厚すぎると、縫っている最中に布がズレてしまい、水平に保てないことがあります。「BOX送り」は縫いズレを抑え、水平に保つため、チェックしておきたいポイントの1つといえます。その他にも、「楕円送り」が出来るミシンもありますが、BOX送りと比較すると厚地に弱い傾向にあるため、特に縫い始めは生地が進みにくい点を理解しておきましょう。また、送りの名前はメーカーによって異なり、BOX送りの他に、水平送りやスクエア送り、グリップ送りなどと呼んでいるメーカーもあるため、機能の中身までしっかりと確認することをおすすめします。


【価格別】本当に縫えるミシンの選び方



ここでは厚物縫いがしっかりできるミシンの選び方について、価格に注目して紹介していきます。

①低価格の電動ミシン

低価格の電動ミシンは、サイズがコンパクトで機能や構造がシンプルなのが特徴的です。電動ミシンは、コントローラー操作で動く手軽さが売りですが、針が曲がっていたり、糸が絡まってもフットコントローラーを踏み続けている限り動き続けてしまうので、事前に不備が無いか確認することが大切です。また、スピードは足の踏み込み加減による調節がうまくいかず、不満に感じてしまう人もいるかもしれません。とはいえ、やはりコストがかからないのは嬉しいポイントです。ミシンの価格としては安い約10000円前後で手に入るため、洋服などの本格的なものよりも小物を作りたい人には向いているでしょう。

②電子ミシン

中価格帯の電子ミシンは、シンプルでありながら低価格帯の電動ミシンとは異なり、運針がミシンの電子回路で制御されているため、縫うスピードを調節したり、不備があれば自動で止まるので安心して縫物ができます。初心者に向いているミシンと言えるでしょう。気になる価格は1~3万円台のものが多いです。

③コンピューターミシン

コンピューターミシンとは、本体にプログラミングされたコンピューター基盤が入っているミシンです。ミシンに液晶画面が搭載されており、条件を事前に設定すれば簡単に縫い進めることが出来ます。細かい縫い目の幅の設定なども液晶画面で確認することができ、0.1mm単位での調節が可能です。本格的な洋服を作りたい人や厚い生地を扱いたい場合には綺麗な仕上がりが期待できるでしょう。機能を多く搭載していることもあり、他のミシンに比べると高価なのも特徴といえます。安くても2万円台、こだわったミシンの場合には10万円を超える高価格のミシンまでさまざまです。価格もそれぞれ異なるので、自分が求めている機能を持ち合わせているミシンを探すのがポイントになります。

【機能別】本当に縫えるミシンの選び方



ここでは厚物縫いがしっかりできるミシンの選び方について、機能に注目して紹介していきます。

①液晶モニター

基本的にコンピューターミシンに標準で搭載されているのが液晶モニターです。液晶モニターで、事前に縫いたい模様や並べ替え、操作についてチェックを行うことができ、誤操作を防ぐことができます。さらに、ミシンによっては不備があった場合にエラーメッセージという形でお知らせもしてくれるので、故障を防ぐことも期待できます。画面をタッチするだけの簡単な操作なので、機械が苦手な人でも扱いやすいのも嬉しいポイントです。

②貫通力

厚地に分類されるデニムや革素材などの縫いにくい生地を扱いたい場合には、貫通力に優れている機能をチェックしましょう。事前に厚物縫いに対応しているモデルかどうかチェックすることで、安定した力と綺麗な見栄えを期待することが出来ます。

③自動糸調子

縫い終わった後の生地の表側は上糸、裏側は下糸だけが見える状態にしておくのが正しい糸調子です。糸調子の調節が意外と面倒だと感じる方が多いため、自動糸調子機能を搭載しているモデルであれば、上糸と下糸を自動で調節して正しい糸調子にしてくれるので、便利な機能の1つといえます。

④ライト

作業を行う際、手元が暗いと作業がしづらいです。安いミシンにはライトがついていないこともありますが、手元が暗いと縫い間違いを招いたり、けがの原因にもなりかねません。安全に作業を行うためにも、ライトは意外と必須といえる機能です。

【ミシンのオズ新発売】NECCHI・クリエーターシリーズとは



プロ仕様を叶える本格的なミシンを探している人には、ミシンブランド「NECCHI(ネッキ)」より販売されている売れ筋のクリエーターシリーズがおすすめです。特に新販売の商品はカスタマーレビューの評価も高く、要チェックです。

クリエーターシリーズは、家庭用ミシンでありながら、まるで職業用ミシンを連想させるような綺麗な縫い心地を実現したシリーズとなっています。デニムなどの厚物縫いに対応しており、家庭用ミシンでは珍しい革も縫える機能を搭載しています。さらに、珍しい付属品として18番の針が2本ついているため、好みや縫いたい生地に合わせて、自身でカスタマイズすることが出来ます。


【結論】これを買えば間違いない NECCHI C35



厚地の縫物を考えているものの、どのシリーズにするか悩んでしまう場合には、職業用並みのパワーを持ち合わせており、2024年02月07日に販売されたばかりの新商品NECCHI・クリエイターシリーズ”C35”がおすすめです。厚地の縫物は、新品のミシンなら対応出来る場合もありますが、ミシンを故障させてしまう恐れがあり、ミシンの寿命を縮めてしまう恐れがあります。その点、C35はデニムの段差縫いやジーンズの裾上げ、バッグの取っ手付けを始めとする極厚の布から極薄の布まで幅広い布を綺麗に縫いあげることが可能です。さらに、ラミネート加工されたビニール生地やレザー生地も綺麗に縫えるので、家庭用ミシンの許容を超えているミシンといえるでしょう。

NECCHI クリエーターシリーズ C35

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ここまで機能が揃っていると値段が高い職業用ミシンと価格も変わらないのではと心配してしまうかもしれませんが、職業用ミシンよりもコスパがよく、安く手に入ることが出来ます。本当に縫えるミシンC35は、縫い模様も充実しているので、凝った裁縫にチャレンジしたい方はぜひ候補の1つに含めてみてはいかがでしょうか。



安心してミシンで厚物縫いを楽しもう


いかがでしたでしょうか。本記事では、厚物縫いが出来るミシンの選び方や極薄から極厚まで縫える、買ってよかったと思えるおすすめ商品について紹介していきました。

厚物縫いができるミシンは高性能な職業用ミシンでなければいけないイメージが強いですが、厚物縫いに対応している家庭用ミシンも増えてきています。特に安くて本当に縫えるミシンとして紹介したNECCHI・クリエーターシリーズC35は、凝った裁縫にチャレンジしたい方にこそおすすめです。

その他にも、同じくNECCHI・クリエーターシリーズから新発売となったロックミシンC12もおすすめです。針穴糸通し器付きで、押えレバーを挙げると糸調子皿が開くオートテンションリリースなど、細かい機能にはなりますが性能がいいロックミシンがC35と同じ日に販売となりました。C12にはダストボックスが搭載されており、後片付けが苦手な人でも楽に扱うことができるので、合わせてチェックしてみてください。


NECCHI クリエーターシリーズ C12

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